「マスター水を!」
文明が勢いよくsegwayの扉をあけるとそこには…
床に倒れ動かないマスターと、
文明は慌ててマスターに駆け寄った。
「マスター!どうしたんだよ!」
「もう俺にゃあホットドックは焼けねえ…悪いな青年…」
マスターはそう言い残し、眠りについた。
(Zzz…)
「ちょっとあなた、さっきからそこで何をしているんですか?!」
文明の言葉にカウンターの男が振り向いたその瞬間…
衝撃が走った。
「の、、のりおじさん?!!」
そう。
先程からひたすらホットドックを貪っているこの男こそが
あの伝説の男、
「な〜んだ文明か。何してるんだ。」
「のりおじさんこそ…こんな所でなにを?!!」
「見たら分かるだろう、ホットドックを食べている。57本目だ。
伝説の男は右手の指を3本立てながらそう言った。
「57本?!!食べすぎだよ!のりおじさんも父さんも、
「HAHAHA…文明も…言うようになったなぁ」
修学旅行前夜、父からあまりにもあっけなくそして衝撃的なあの告白をされて以来、文明の中で疑問は膨らむ一方だった。
(のりおじさんが古のパイセンだなんて…信じられない!)
全てが腑に落ちない文明だったが、とりあえず伝説の男に話を聞くことにした。