タモツダ(保田)「ついた〜』
出発から一声も発さなかったタモツダが到着と同時にさけんだ。
その声で達也が目を覚ました。
達也「遂についたか!雑魚どもさっさとおりやがれ!」
達也はテンションが上がると口調が変わる。
謎の男「・・・」
謎の男が達也をにらみ出した。いや、正確には達也から北北西に2馬身の方角をにらみつけている。
その奇妙な光景にバス内が一瞬で凍りついた。。。
清三兵衛「今日!旅行!楽しく!ヒョーキンに!」
清三兵衛の話し方はいつも独特で、まわりの雰囲気を和らげる。
そんな、清三兵衛に千夜ちゃんは恋心を抱いていた。
バスから降りたメンバーを迎えたのはこの旅でお世話になる宿「鬼」の大女将だった。
大女将「いらっしゃい、ファンタスティックスティポーのみなさま」
「ファンタステッィクスティポー」とは私たちのサークルの名前である。
ファンタステッィクスティポー全員「よろしくお願いします!!!」
大女将「長旅、疲れたでしょ?部屋へどうぞ。」
達也「よし部屋で少し休憩して、温泉でもいこう!!撮英(さつえい)、カメラまわせ!」
撮英は自前のビデオカメラを回し始めた。(照英の遠い親戚でもある)
人が一人通れるかどうかの極細の廊下の突き当たりを右に男部屋、左に女部屋があった。
それぞれ部屋に荷物をおいて温泉へ行く準備をしていると、
「きゃーーん!!!!!!」
大女将の叫び声がきこえた。